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広報いずも 2019年8月号

いつまでも住み慣れた地域で安心して暮らしていくために

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島根県出雲市

~在宅医療に取り組む医師の立場から~

《在宅医療ってなに?》
高齢になり、医療や介護が必要になった時、あなたはどこで過ごしたいですか。通院が難しくなった人に対して、医師、看護師などの専門職が自宅に訪問し、診察や治療を行う「在宅医療」についてご紹介します。
今回は、所原町で30年以上にわたり、在宅医療に取り組んでいる須谷医院の須谷生男院長にお話を伺いました。

■在宅医療ではどんなことをしてもらえますか
投薬や注射のほか、血液検査や心電図など、通院でできることは、在宅医療でもほとんどできますが、大きな医療機器を用いた精密検査などはできません。

■通院に比べて医療費はどうなりますか
医師が定期的に自宅に訪問し、診察・治療を行う訪問診療や、急変時に駆けつける往診などを行うため、通院時より、費用負担は多くなります。医療費が高額になった場合は、所得に応じて一定の負担ですむ高額療養費制度があります。(高額療養費制度については、加入している医療保険の保険者にお尋ねください。)

■家族に介護負担がかからないか心配です
介護保険でホームヘルパーによる家事援助や入浴介助などの身体介護などを受けることができます。時々、短期入所することで家族の介護負担を減らすこともできます。家族だけですべて介護しようと思わず、サービスや制度を上手に利用しましょう。

■在宅医療を受けたい時はどこに相談したらよいですか
病院での治療が終わり、退院する時は、その病院の相談員や看護師にご相談ください。通院中の場合は、かかりつけ医に相談してください。かかりつけ医がいない場合は、お近くの医師に相談してください。高齢者で近くに相談できる人がいない場合は、生活の困りごと相談に対応する高齢者あんしん支援センターがあります。

■須谷先生からの処方せん
いつまでも安心して地域で暮らし続けるために普段からできること
(1)元気なうちにかかりつけ医を持ち、気軽に相談できる関係づくりをすることが大切です。
(2)自分自身が医療や介護が必要になった時、どう過ごしたいかを普段から考えておくこと、また、それを家族と話し合っておきましょう。

・患者さんと雑談を交えながら、前回訪問から今日までの様子や症状に変わったことはないかなど、診療に必要な情報を丁寧に聞いていきます。
・前回の血液検査の結果を説明し、腎性貧血のための注射を行う。このほか、およそ20分で診察や傷の処置、包帯の取り換え、飲み薬の説明など、看護師と連携して行っていきます。
・診療が終わると足早に次の患者宅へ。現在は、週3回、看護師1名とともに一日4~5軒訪問されています。

《須谷生男医師》
昭和42年に医学部を卒業後、昭和64年1月に須谷医院を継承以来、地域住民の外来診療を行うと同時に、通院が困難になった患者の訪問診療を30年以上続けている。夜は、急変時の往診に駆けつけるほか、医師や介護職を対象とした在宅医療の研修会を主催するなど、昼夜を問わず多忙な日々を送る。

市では在宅医療について知ってもらう・考えてもらう機会として在宅医療座談会を開催しています。
医師などの専門職が地域に出掛けてお話しします。
町内会や自治会などで気軽に学んでみませんか?
(5人~10人程度の少人数可)

問合せ:医療介護連携課
【電話】21-6121

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