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広報いずも 2018年9月号

樹木のドクター Vol.29 樹医からのアドバイス

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島根県出雲市

幹や枝に現れる「こうやく病」

カビの仲間によって起こる病気で、幹や枝の表面に茶色や黒褐色のフェルト状の厚い膜(菌糸膜(きんしまく))がべったりと貼りつきます。その姿が貼り薬(こうやく)を貼ったようにも見えることから、この名前がついています。

■病状と病原菌
こうやく病菌は、最初に害虫のカイガラムシに付着または寄生し、そこから樹皮上に菌糸を伸ばし、樹皮内に侵入し栄養をとって広がっていきます。この病気にかかると木はどんどん衰弱し、細い枝は枯れることがあります。

■発生条件
カイガラムシの成育しやすい環境、特に風通しや日当たりの悪い場所や北側に面した幹や枝によく発生します。

■被害を受けやすい樹種
イトヒバ、ウメ、カイズカイブキ、サクラ、サンショウ、グミ、ツツジ、マツ類、モクセイ、ライラックなどがあります。

■防除
まずは、カイガラムシの防除を行うことが大事です。枝を剪定し、日当たりや風通しを良くしてあげるとよいでしょう。
病気の枝が少ない場合は、菌糸膜の下で切除し、切口にトップジンMペーストなどのペースト状の殺菌剤を塗布しましょう。病気の枝が多く幹にも発生している場合は、ワイヤーブラシなどで樹皮を傷つけないように菌糸膜を削ぎ落とし、そのあとにペースト状の殺菌剤を塗布しましょう。

(出雲市樹医 高橋義則)

問合せ:出雲市樹医センター【電話】22-6497(ムシクウナ)

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