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広報いずも 2018年1月号

樹木のドクター Vol.25 樹医からのアドバイス

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島根県出雲市

梅は春の訪れを告げる樹木

梅は松、竹とともに風雪や厳寒に耐え、寒い中でも一斉に咲く清らかな花で「歳寒三友(さいかんさんゆう)」とも呼ばれ、サクラなど他の花に先駆けて咲きます。日本では「松竹梅」とされて、おめでたいものとして慶事に使われます。

梅は奈良時代以前に中国から渡来したとされ、今では、日本の風土に同化した樹木のひとつで「花ウメ」と「実ウメ」があり、品種の多くは近縁種のアンズとの交雑です。

■生育環境
やせた礫(れき)が多い土地でも生育し、堅い地層にも根を発達させる、たくましい樹木です。日当たりが良く肥沃で水はけの良い土壌を好みますので、休眠期に有機質を中心とした寒肥を施して新梢(しんしょう)の生育の手助けをします。

■せん定作業
花芽が小さくわかりにくい場合は大きくなり、はっきりと確認できるまで待ちます。
花芽が膨らみ蕾になってからは、蕾が傷んだり咲かずに落ちたりしますので開花後すぐに行います。

■冬期の虫害対策
冬期に用いられる薬剤はごく限られたものしかありませんので、捕殺やせん定を併用すると効果があります。

■主な虫害の発生箇所と一口対処法
◇カイガラムシ
小枝や樹幹に殻で越冬。ヘラ・古歯ブラシで擦り取る。せん定時に切り取る。マシン油剤を散布する。
◇オビカレハ(ウメケムシ)
小枝に産み付けた卵で越冬。せん定時に切り取る。
◇イラガ
小枝や樹冠にマユで越冬。見つけ次第捕殺する。

(出雲市樹医 永瀬 明)

問合せ:出雲市樹医センター 【電話】22-6497(ムシクウナ)

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