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広報いずも 2017年7月号

樹木のドクターVol.22 樹医からのアドバイス

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島根県出雲市

《ハダニ(類)に注意しましょう》
春から秋にかけて、ハダニによる樹木の被害がよく見られます。しっかりと防除を行い、ハダニから樹木を守りましょう。

【診断】
葉を吸汁して加害葉はかすり状に白色化する。
春~秋に発生するが、5~6月の加害が激しく夏季に急速に退色する。

【生態】
〈トドマツノハダニ〉
主としてクロマツに多発し、4月に年1回幼虫が発生します。そして10月下旬まで不規則に発生を繰り返します。発生樹種はクロマツの他に、アカマツ、トドマツ、ヒノキ、クリ、カシワにも発生します。
〈スギノハダニ〉
スギの重要害虫で、微小なアカダニが白紙の上を歩いているのが確認されます。
〈ミカンハダニ〉
キンモクセイやカンキツなどの葉裏に群生加害する重要害虫です。

【防除法】
1.発生初期にバロックフロアブル(2,000倍)を散布する。使用回数は1回、殺卵力が強く、幼虫には有効であるが、成虫には効力が劣る。
2.殺ダニ専用剤(ケルセン、テデオン、オマイト)があるが、薬剤抵抗系統発現しないように薬剤を連用せず、数種薬剤の輪用を行うことが重要である。
3.冬期の石灰硫黄合剤の散布は極めて効果が高い。
4.梅雨期から夏にかけて、特に、敷地内の風通し(地を這う風)を良くすることが最も効果的である。

【一口メモ】
野山の散策には、マダニ、ツツガムシに注意しましょう。
(出雲市樹医 勝部治良)

おたずね/出雲市樹医センターTEL 22-6497

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