広報いずも 2019年1月号
2018.12.20 島根県出雲市市は、出雲エネルギーセンターに替わる「次期可燃ごみ処理施設」を古志町の古志採石場跡地を建設地として2022年4月の稼働に向けて取り組んでいます。本年9月には、環境影響評価書を公告し、敷地造成工事に着手しました。
また、施設の建設・運営については、国内トップクラスの実績を誇るJFEエンジニアリンググループと契約を締結し、来年秋の施設建築工事着工に向けて、現在、詳細の設計協議を重ねているところです。
今月号では、現在の実施状況と今後の整備スケジュールをお知らせします。
■工事の実施状況
◇敷地造成工事
建設地は、採石場跡地であるため、平らな土地にする必要があります。施設用地は、約4ヘクタールの面積(出雲ドーム約2.5個分)で、最大で20メートル切り下げて整地します。現在、樹木の伐採と濁水防止のための沈砂池設置が完了しました。工事で発生する土砂は、隣接する採石場の埋戻し土として有効利用します。
◇アクセス道路工事
過去に採石事業で使用されていた市道等を6つの工区に分け、現在3か所の改良工事を実施しています。道路は、延長約2キロメートル、幅7メートルの2車線道路に整備します。
◇濁水対策について
各種工事では、濁水を減らすよう努めています。敷地造成地には、沈砂池を3か所設置し、道路工事では、隣接する新宮川に、やし繊維フィルターなどを設置しています。
■今後の整備スケジュール
来年度に、施設の建設工事に着手し、並行して道路、水道、送電線などを周辺環境に配慮し整備していきます。
市は、安全で安定したごみ処理により、市民の皆さんに安心していただける施設をめざし、事業を進めてまいります。
今後も随時、工事の状況をお知らせします。
問合せ:次期可燃ごみ施設整備室
【電話】21-6886
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